団長挨拶

はいどうもー朝の十時が似合う男、朝野十字でございます。(さわやかだねー)

コミPo!っておもしろいですよね。まだ無料版しか使ってないけどけっこうはまりますよ、これ。で、これでどうやって楽しむかってこと、真面目に考えてみたんですけどね。

とりあえずキャラがかなり限定されていて、セーラー服女の子しか使えないんですよ。有料版だと男の子も使えるらしいんですけど、有料版でも高校生と先生が何人かしかいないみたいで、背景とかも学校関係しかなくて。こんなじゃ学園ものしか作れないじゃん。

そこでふと思いついたのが、高校の演劇部。演劇部員が演劇するって設定なら、女子高生がセーラー服着たままで老婆をやったり未来人になったりしてもとおりそうですよね。

うん、これで行こう。

もともと演劇ってことが頭にあったんですね。それからリアル本に対して電子書籍があるんだから、リアル演劇に対するネット上のバーチャル演劇みたいなのもあっていいんじゃないか。でもアニメーションは敷居が高すぎるので、まずはコミPo!でやれるところまでやってみたらおもしろいんじゃないかと。

だからとりあえずこれは演劇であると。コミPo!は使うけれどもマンガを目指しているのではないぞと。だからマンガ的な完成度も不要だぞと。まあ細かいところで設定に矛盾が出てくるでしょうけれども、もともと楽しむことが目的で設定は従ですからね。

ところで、拉致被害者の蓮池薫さんが、必要以上に同情しないでくれ、なぜならば家族で協力して生きてきたし、週末には家族で映画を見ることもあった、と言っていたのを鮮明に覚えているんですが、なぜ覚えているんだろうと思うに、家族と協力して生きていくことの中に週末の観劇ということが必須項目として入っているということなんですね。蓮池さんがかの地でどのような映画を見せられたかは今は問いますまい。そうではなくて、蓮池さんのようなごく普通の真面目な日本人が、家族と共に生きていくとき、食べるものが必要だ、仕事が必要だ、そして文化に触れることもまた同じくらい重要なんだとおっしゃったんだと。果たして今の日本は週末に家族が揃って文化に触れるということがどれほど担保されているかと思うと、不安になります。

どの国民も近くの劇場へのアクセスを持ち、安い料金で、十分に楽しめる内容を持った演劇なり芸能なり映画なりを毎週末に楽しめることがあって初めて、日本は豊かな国だと言えるようになるのではないでしょうか、まだまだぜんぜん足りてないんじゃないでしょうか。

だから今の時代に演劇を志すということは、とてもとても意義があると断言できると思います。

週末劇団 団長 朝野十字 2011年7月4日

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